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「救急の日2017」に行ってきました!

今回は、東京・お台場で開催されたイベント「救急の日2017」に参加してきました。このイベントは、一般の方に救急救命の業務を知っていただいて、救急救命のありがたさや救命行為の重要性などを広く理解してもらうためのものです。今年はステージにゆるキャラも登場して、救急に関するさまざまな啓発活動をしていましたよ。

国民の救急、防災に対する意識を高めたい!

ゆるキャラも登場で、賑やかなイベントに

レインボーブリッジを臨むお台場から

レインボーブリッジを臨むお台場から。当日は日差しが強いながらも、風が心地よい秋晴れの一日となった

毎年9月9日は「救急(きゅうきゅう)の日」。そして、この日を含む一週間(日曜日から土曜日まで)は「救急医療週間」となっています。今回は、9月3日にアクアシティお台場(AQUA CITY ODAIBA)で消防庁や一般財団法人 日本救急医療財団などが共催したイベント「救急の日2017」に行ってきました。

このイベントは、「救急の日」および「救急医療週間」に開催することで、国民の救急、防災に対する意識を高めることを目的としたもの。

具体的には、救急・災害現場で活躍している医療関係者、救急隊員、救急救命士、ボランティアの皆さんの活動を知っていただき、救急医療や小児救急、災害医療などに対する正しい理解を広めることがねらいです。さらに、救急蘇生法についての正しい知識や、技能の普及啓発を図ることで、「いざ」というときに誰もが応急手当を行って、傷病者の救命率を向上させようという、高い目標も掲げています。

当日は、お天気も良く、かといって暑過ぎることもない、さわやかな秋晴れの一日となりました。日曜日のお台場ということもあり、家族連れや外国人観光客の方もたくさんいらっしゃいましたよ。ゆるキャラたちが登場するということで、小さなお子様連れの方も多く来場され、終日にぎやかな雰囲気で進行しました。

家族連れでも楽しめる、お子様向けコスプレコーナー

家族連れでも楽しめる、お子様向けコスプレコーナーなども用意されていた

大人気のゆるキャラたち

やっぱり大人気のゆるキャラたち。ステージをおりるとすぐに撮影会が始まっていた

イベントが始まると、日本赤十字社の公式マスコットキャラクター「ハートラちゃん」、群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」、松戸中央ライオンズクラブ所属「松戸さん」、総務省消防庁の全国消防イメージキャラクター「消太」くんが大集合! ぐんまちゃんは、救急医療週間のイベントということで、聴診器を身に着けたレアな姿で登場し、千葉県松戸市在住、49歳・会社員(という設定?)の松戸さんは、持ち前のノリの良さでステージを盛り上げていました。各ゆるキャラたちは、オープニング後もステージイベントの合間に登場しては、来場者に囲まれて写真撮影をしたり、握手をしたりして、皆さんを楽しませていましたよ。

ハートラちゃん、ぐんまちゃん、松戸さん、消太くん

左から、ハートラちゃん、ぐんまちゃん、松戸さん、消太くん。ぐんまちゃんはレアな白衣姿で登場

午後最初のステージは、日本赤十字社の職員による「あなたの勇気が命を救う! ハートラちゃんと一緒に体験しようAED」。ハートラちゃんがステージに登場し、救急救命の一連の流れを実演すると、子どもを中心とした来場者もステージに上がり、実際に胸骨圧迫を体験していました。ここでおもしろかったのは、胸骨圧迫のテンポにちょうど合うということから作られた、プリンセスプリンセスの「ダイヤモンド」を使った替え歌。「♪胸骨圧迫~、AH~、何度でも押そう~」と大音量で流れ、テンポよく胸骨圧迫の練習が行われていました。

救命活動の実演とそれを見守るハートラちゃん

救命活動の実演とそれを見守るハートラちゃん

一般の方がハートラちゃんといっしょに救命活動を実体験

最後は、一般の方がハートラちゃんといっしょに救命活動を実体験!

続く「救命された方からのメッセージ・トークイベント」では、実際に大学時代にアメフト練習中に倒れたものの、AEDのおかげで救命された男性が登場。東京慈恵会医科大学 救急医学講座の武田聡 主任教授、京都橘大学 健康科学部の千田いずみ 助教とのディスカッションで、ご自身の貴重な体験を語ってくださいました。

武田教授は、「小さいうちから興味を持ってもらい、すべての社会人がAEDを使用した蘇生ができるようになると良いと思う」と語り、そうした社会を実現するためにも、

  • 勇気をもって一歩踏み出すために、普段から講習会に参加してもらいたい。
  • AEDは誤って電気ショックを打つことはないので、迷ったらまず使用してほしい。
  • 救命措置が1分遅れるごとに救命率は10%ずつ下がる。救急車が到着するまで平均8分かかるので、救急車を待っていたら80%救命率が下がってしまう。可能な限り早くAEDを使うことが大事。

といったことを訴えていらっしゃいました。トークのあとは、幼い頃から救命への理解を深めてもらおうと、「子どもたちへのカンタン救命講座」も開かれました。小さなお子様を含むご家族が、たくさん参加していましたよ。

小さなお子様もいっしょに胸骨圧迫のやり方を学ぶ

小さなお子様もいっしょに胸骨圧迫のやり方を学ぶ

最後は、「ショートムービーコンテスト」です。全国から応募があった救急救命に関するショートムービーを、「一般の部」「学生A(大学生・専門学校生)」「学生B(高校生以下)」の3部門に分け、1次審査を突破した9つの優秀作品(各部門×3作品)を上映。会場で投票を行い、その場で部門ごとに「最優秀賞」を選出して発表、表彰するというものです。今年のテーマは、「救急隊・救急救命士の活動」。どの作品もわかりやすい構成で、救急隊と救急救命士の違いとは? など、親しみやすく興味をひかれる内容となっていました。
さて、気になる審査結果は……、スペースの関係で下の「ここにも注目!」でご紹介しますので、のちほどご覧くださいね!

「ショートムービーコンテスト」では、会場にいた方がその場で審査して投票

「ショートムービーコンテスト」では、会場にいた方がその場で審査して投票。果たして、結果は……?

応募作品にコメントを求められた帝京大学の坂本哲也 主任教授は、「たくさんの作品を応募いただいたが、どの作品からも救命士の方が仕事に対してやりがいと責任感をもって取り組んでいて、また、その責任を果たすために日頃から努力している様子が伝わってきた」と感心されていました。

そうした方々の努力があって、私たちの安全が守られているんですね。それに甘えることなく、私たちも自分たちでできる救急救命を身につけていくことの大切さを教わった一日でした。

ここにも注目! ~ こんなこともありました ~最優秀賞は……? オムロンブースも出展!

あまり目にすることがない救命活動にスポット

結果発表の様子

ムービーを流したあとは、その場で見ていた方が投票、そして結果発表!

さて、本編で触れた「ショートムービーコンテスト」ですが、選出された作品が総務省消防庁のWebサイトで紹介されています。最優秀賞をはじめとする優秀作品9作品だけでなく、審査対象外ですが消防本部などで作られたムービーも見られます。とくに最優秀賞の作品は、どれも一般公募とは思えない出来映えで、普段あまり目にすることがない救命活動を知ることができる興味深いものですよ。ぜひご覧くださいね。

最優秀賞に選ばれた作品と受賞者のコメントは、以下のとおりです。

一般部門:『救急隊と救急救命士のおしごと 幼児~小学校低学年向け』(アニメ)
「子どもたちにも救急救命士の仕事に興味をもってもらいたい、という想いで作りました」

学生A部門:『女性救急救命士』(実写)
「女性救命士の活動を知ってもらいたいと思い、作りました」

学生B部門:『闘う人』(実写)
「取材した救命士の方が優しく、いろいろとお話を聴くことができました」

オムロンブースも盛況でした

オムロンブースではAEDのほか、血圧計の「健太郎」も展示。実際に血圧を測る方も

オムロンブースではAEDのほか、血圧計の「健太郎」も展示。実際に血圧を測る方も

このほか、会場ではオムロン ヘルスケアをはじめとする各社の展示ブースもあり、来場した多くの方が訪れていました。もちろん、オムロンブースにも多数の方がいらっしゃって、実物のAEDに触れ、興味を持っていただけました。AEDだけでなく、血圧計(健太郎)で血圧測定する方もたくさんいらっしゃいましたよ。

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