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AEDの普及・啓発に尽力する神奈川県に直撃取材!

今回は、AEDの普及啓発に県をあげて取り組んでいる神奈川県の保健福祉局で、AEDの普及に尽力されている地域医療・医師確保対策グループ 主任主事の村山祐史氏にお話を伺いました。当日は、オムロン ヘルスケアから神奈川県の全公立小学校の4年生にAEDのクリアファイルを寄附するということで、黒岩祐治 神奈川県知事から感謝状もいただきました。

設置だけでなく、“AEDを使える人”を増やすことも重要

神奈川県保健福祉局保健医療部医療課 地域医療・医師確保対策グループ 主任主事 村山 祐史 氏

「AEDに無知だったときの気持ちを心にとめて、取り組んでいきたい」

神奈川県保健福祉局保健医療部医療課
地域医療・医師確保対策グループ 主任主事 

村山 祐史
オムロン

神奈川県のAEDに対する取り組みについて、教えてください。

村山 祐史 主任主事 (以下、村山

はい。神奈川県では、県内のすべての交番や駐在所にAEDを設置するなど、以前からAEDの設置に取り組んできました。

しかし、全国的にも言えることですが、AEDが必要な場面でも、一般の人が実際に使うことはめったにないというのが現状です。そこで、設置だけでなく、「実際に使う」という啓発にも力を入れていこうと、2016年6月に「かながわAED宣言」をしました。今回、オムロンさんにご協力いただき、県内の全公立小学校の4年生に「かながわAED宣言」について記載したクリアファイルを配ることにしました。

オムロン

現在(2017年3月14日時点)の小学4年生というと、新5年生ですね? なぜ、その年代のお子さんを対象としたのですか?

村山

幼いうちからAEDに対する理解を深めることは、長いスパンで見ると啓発という意味で効果もかなり大きなものになると考えました。今回、小学4年生を対象にしたのは、AEDの授業(保健体育)が5年生から始まることが理由です。5年生になる前からにクリアファイルを通してAEDに興味を持ってもらえればと思いました。

オムロン

クリアファイルを選んだのは、なぜですか?

村山

日頃から学校で使ってもらうことで、AEDに対して興味を持っていただけることと、学校との連絡などをやりとりするなかで、親御さんにも興味を持っていただけると考えたからです。家庭内に会話が生まれることで、家族の間でもAEDについて考える機会を提供できるのでは、と考えました。

オムロンのAEDと、寄附されたAEDクリアファイル

オムロンのAEDと、寄附されたAEDクリアファイル

オムロン

家庭からも盛り上げていこうということですね。神奈川県は、市町村レベルでもAEDの普及活動をしているようですが、県から働きかけなどを行っているのですか?

村山

強制力があるわけではないのですが、県では年に1回、各市町村がどういった取り組みを行っているのか集約し、それをフィードバックして各市町村間で共有してもらっています。結果として、各取り組みのいいところをとって、互いに高めあっていただきたいと考えています。

オムロン

AED普及のための今後の予定などはありますか?

村山

県内には現時点ですでに1万7000台近くのAEDが設置済みであり、全国的にもかなりの数が設置できていると認識しています。むしろこれからは「AEDって何だろう?」「どこに置いてあるんだろう?」といったことを知っていただくという、ソフト面での取り組みを積極的に進めていくべきだと考えています。台数を増やすことはもちろん大事ですが、台数だけあっても使えなければ意味がありません。使える人がいてこそ、AEDが生きてきますから、設置増と認知度向上をセットでやるのが大事です。

オムロン

では、そのソフト面での具体的な予定はありますか?

村山

はっきりとしたものはまだ決まっていませんが、秋口にかけて運動会やマラソン大会など、スポーツがらみのイベントが増えてきますから、そうした皆さんに集まっていただける場所にフォーカスして、イベントを開催できればと思っています。

オムロン

人が集まるといえば、神奈川県も東京オリンピックでセーリングの会場となっています。何かオリンピックに向けた取り組みはありますか?

村山

増加する外国人観光客に対するアプローチというのは課題としてはありますが、まだ具体的には出ていません。ただ、日本に設置しているAEDは、ナビゲーションの音声や表示をとっても、日本人が使用する前提で作られていますので、外国人が使うことを想定した施策は難しいと思います。

むしろ、開催国で生活している日本人にAEDを使えない人が多いという現状を変えることが重要です。それによって外国人観光客が増えても救命活動に支障が出ないという体制に持って行けると思います。

オムロン

私たちも定期的にイベントを開催していますが、AEDについて詳しく理解している人は、まだほんの一握りだと感じます。

AEDの普及・啓発に対する熱い思いを語ってくださった村山主任主事

AEDの普及・啓発に対する熱い思いを語ってくださった村山主任主事

村山

実は私も、ここに配属されるまでAEDのことはよく知らなかったんです。そもそも素人が使えるのか、ということさえ知りませんでした。一般の方々も、「操作法が頭に入っていないと使えないんじゃないか」とか、「電気ショックが必要かどうかも自分で判断しなればいけないんじゃないか」などと思い込んでいる人が多いのではないでしょうか。

私自身、AEDのことを知らない一人だったからこそ、そのときの気持ちを心にとめて、AEDのことをもっと理解していただけるように活動していきたいと思います。そうした活動を通じて、AEDに対する認知度を向上できればと願っています。

取材メモ! AEDクリアファイル寄附で、黒岩知事から感謝状!

目指すは神奈川県民のAED認知100%

黒岩神奈川県知事からAEDクリアファイル寄附に関する感謝状が贈呈された

オムロン ヘルスケアは、「かながわAED宣言」に伴う普及活動の一環として、神奈川県内の全公立小学校の小学4年生に、県のキャラクターである「かなぼう」が入ったAED普及啓発用クリアファイルを寄附しました。

この活動に関して、神奈川県の黒岩祐治知事から県庁にお招きいただき、感謝状をいただくことになりました。

知事は、「(AEDに関して)オムロン ヘルスケアとは平成元年からの長いつきあい。“救命”に対する思いは同じで、AEDを普及させたいという願いがあった。それもあり、県立高校の教師はAED講習の受講率100%を達成、県庁職員も93.8%で、100%を目指している。県民全員がAEDに慣れ親しむことで、いざというときに救命措置が行え、一人でも多くの命が救えるようになる。これは本当にすばらしいこと」と、AED普及啓発の意義を語られました。

オムロンのAEDに興味津々の黒岩知事

オムロンのAEDに興味津々の黒岩知事。本体の重量や操作法など、熱心に質問されていた

AEDに対する神奈川県の取り組みについて熱く語る黒岩知事

AEDに対する神奈川県の取り組みについて熱く語る黒岩知事

その後、オムロンAEDの実機を手に取られて、重量が軽いこと、操作が簡単なことなどを確認されていました。お忙しい合間を縫っての短いひとときでしたが、AED普及啓発に関する非常に密度の濃いお話ができ、貴重な経験となりました。黒岩知事、職員の皆様、ありがとうございました!

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