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キヤノンシステムアンドサポートが、たった2カ月でAED導入を成功させた秘訣は?

キヤノンシステムアンドサポート(以下、キヤノンS&S)様では、主要な支社だけでなく、少人数で営業する地方の事務所に至るまで、すべての拠点にAEDを導入することにしたという。約5000人もの社員を抱えながら、スムーズに導入を進めた同社に、成功の秘訣を伺った。

導入のご担当に成功の秘訣を聞いてみました!

スピード感が求められた今回のAED導入。これほどの短期間で進められた秘訣は何だったのでしょうか? 実際に導入を進められたご担当お二人にお話を伺いました。

いかに社内の協力を得られるかがカギ

キヤノンシステムアンドサポート株式会社 マーケティング統括部門 マーケティング推進本部 ビジネスプロダクト営業推進部 ビジネスプロダクト営業推進第二課 リーダー 池田 純一様
キヤノンシステムアンドサポート株式会社
マーケティング統括部門
マーケティング推進本部
ビジネスプロダクト営業推進部
ビジネスプロダクト営業推進第二課
リーダー

池田 純一

Q. オムロンのAEDを選定した決め手は何だったのでしょうか?

A. 使いやすさなどいくつかありますが、まず第一に、パッドとバッテリーが一体型になっていて、管理がしやすいことがあげられます。パッドとバッテリーが別だと、それぞれの有効期限を気にする必要がありますが、100カ所以上の拠点すべてを管理するとなると大変です。ほかには、小型軽量ということで、市販のフックを使って設置できる、という点も大きいですね。営業所などでの設置スペースを考えたときに、棚に付けたフックに引っかけておけるというのは非常に大きなメリットでした。またコスト面では、バッテリーパックの補償もついた「安心パック」で運用することで、突然の追加費用が発生するといった、ランニングコストでの心配もなくなりました。導入に際して非常に協力していただきましたし、長年の実績があるため安心感がありました。

Q. AED導入にあたって、不安やご苦労はありましたか? それらをうまく進めるポイントは何でしょうか?

A. 社長の想いもあり、スピード感が必要でした。「社員の安全のため、すべての事業所に入れる」ということを聞いて、社長の本気度とその重要性を思い知らされ、武者震いがするほどでした。私もそれに応えるべく、全国の情報を2日間で集めるよう努めましたが、それに加えて、社員約5000人に講習を受けさせるということは、非常にハードルが高いと感じました。物理的/時間的な問題があり、実際大変でしたが、会場の手配や受講者の選定など、人事や総務、サービス部門といったいろいろな部署に協力してもらえたことで、わずか2カ月ほどで約90%の社員が完了することができました。

Q. 担当として、この取り組みにはどのような意義があるとお考えでしょうか?

A. 今回、AEDを全社配備し、全社員のCPR講習受講達成を目指すにあたって、私はCPR講習の講師としてもかかわっています。その際に、「AEDは怖いものではなく誰でも使用できる医療機器であり、救命のためには一歩を踏み出す勇気が大切だ」と伝えることを心がけています。そうすることで救命にかかわる人が一人でも増えれば、社員の安全確保はもちろん、地域社会への貢献という大きな目的を達成できるでしょう。これは非常に意義のある取り組みであると思います。

キヤノンシステムアンドサポート株式会社
総務人事本部 人事部 部長

菅原 直樹

Q. 全社員受講に向けた調整で、最も苦労されたのはどのようなことでしょうか?

A. 約5000名に対する講習ですし、受講会場・講師も全国で対応していますので、私以上に各現場および本社各部門の担当による日程調整等が大変だったと思います。とくにこの下期は、消費増税前の駆け込み需要などにより、ただでさえ全社員が非常に忙しい日々を過ごすなか、日程の急な変更や災害の影響による延期などが発生しました。対象人数が多い分、スケジュールの再調整で各方面に協力していただく必要がありました。

Q. 今回の取り組み(AED全社配備と全社員向け講習の実施)についての想いなどを伺えますでしょうか?

A. 先日参加した社内セミナーで、京都大学 石見教授(日本AED財団 専務理事)の講話を拝聴することができました。そのなかで「心臓突然死を減らすためにできること」の1つに「AEDを使った救命処置ができる人を増やす」とのお話がありました。
このところ、命の大切さを考えさせられるニュースを多く目にしますが、「自分の大切な人に何かあったら……」と考えると、一人ひとりの命について改めて見つめ直さずにはいられません。キヤノンS&S社員約5000名の全員が救命処置を施せるスキルを身に付ければ、当社ですでにインストラクター資格をもつ500名のみと比較すると、10倍もの確率で命を救うことができるかもしれません。そう考えると、非常に意義のある取り組みであると思えます。

ここにも注目! 場所に応じた、さまざまな設置が

キヤノンS&S様の営業所は、街中から郊外の住宅街まで、さまざまな場所に展開しています。そのため、それぞれの場所に応じたAEDの設置方法で対応しています。ここでは、そんな設置例の一部を紹介しましょう。

小型軽量だから、市販のフックにもかけられる!

マグネット式フックに吊り下げられたAEDのイメージ

小型軽量のオムロンAEDなら、市販のフックにもかけられるので、事務所の書棚などにも設置可能

地域密着型のエリアでは、屋外で24時間設置も!

屋外設置用のケースに入れて配置されているAEDのイメージ

試験的に設置しているとのことだが、屋外設置用のケースに入れて配置されているAEDも。このエリアは住宅街なので、いざというときはご近所の皆さんにも活用していただけるようにとの配慮からだ

1人サービスの社有車には車載で!

AEDを搭載する社有車に貼るステッカー。1人でサービスに回る社員向けには、AEDを搭載した社有車を用意している。万一、移動した先で何かあったときにも対応できる

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