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「救急の日2018」に行ってきました!

今回は、9月9日の「救急の日」に開催されたイベント「救急の日2018」に行ってきました。今年も東京・お台場の「アクアシティお台場(AQUA CITY ODAIBA)」で、さまざまな催しが行われましたよ。

大切な人のために、ぜひ参加してほしいイベント

家族で楽しめる催しがいっぱい!

アクアアリーナイメージ

今回、「救急の日2018」に参加するために訪れたのは、「アクアシティお台場」の3階にある「アクアアリーナ」。観光で人気のお台場という場所柄、家族連れの方が多く来場されていました。

このイベントは、「救急医療週間」に全国各地で開催される行事のひとつ。「救急医療週間」とは、救急業務および救急医療に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識高揚を図ることを目的としたもので、毎年「救急の日」である9月9日を含む1週間に設定されています。今年は、ちょうど9月9日が初日となりました。全国で趣向を凝らしたイベントが実施されているので、東京以外の地域で参加された方も多いのではないでしょうか。

オムロンブースイメージ

オムロンも万全の体制でブースを出展!

さて、ここお台場では、ステージでの催しのほか、パネルやポスターによる救急関係機器や機材の展示などが行われました。もちろん、オムロンもブースを出展して、AED&救急救命への意識を高めていただけるよう、協力させていただきました! この日も例年にもれず、家族連れの方で盛況小さなお子様がAEDをカンタンに操作してしまう驚きの様子は、のちほど「ここにも注目!」のコーナー(後述)でご紹介しますね!

ゆるキャライメージ

いつも大人気のゆるキャラたちが、会場を盛り上げる

イベントステージに目を向けると、オープニングセレモニーが始まっていました。ハートランドの森からやってきた日本赤十字社の公式マスコットキャラクター「ハートラちゃん」、総務省消防庁の全国消防イメージキャラクター「消太」くん、群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」、松戸中央ライオンズクラブ所属「松戸さん」のゆるキャラたちが登場。会場を盛り上げます。ステージを降りたあとも、小さなお子様をはじめ、多くの方が足を止め、握手をしたり、いっしょに記念撮影をしたりと人だかりができていました。

コスプレコーナーイメージ
AED探しゲームイメージ

家族連れが多いことから、お子様向けのコスプレコーナーやゲームなども用意されていた

ほかにも、家族連れが多いということから、お子様向けの催しがたくさん用意されていました。ステージ以外にも、「消防服のコスプレコーナー」や、実際に設置してあるAEDを見つけてくる「AED探しゲーム」など、親子で楽しみながらAED・救急救命について学べる工夫がされていましたよ。

ステージイベントは立ち見が出るほどの盛り上がり

小さなお子様が参加する様子
ステージイベントの様子

小さなお子様も含め、家族で参加できるステージイベントは大盛り上がり!

さて、再びステージに戻ってみると、小さなお子様も対象とした、AEDの体験会および救命講座が行われていました。ハートラちゃんに見守られながら、小さなお子様が一生懸命に胸骨圧迫をする姿はかわいかったですよー。また別の催しでは、正しい胸骨圧迫ができているかわかる、センサーを内蔵した人形を用意。この人形を使って胸骨圧迫の的確さを競うレースも開催されました。ゲームは、チームごとに交代で胸骨圧迫をし、的確に胸骨圧迫できると、画面に表示されたメーター(ゲージ)が伸びていくというものです。もちろん、最初にゴールしたチームが優勝なのですが、これが大盛り上がり! ただ押すだけではダメ。適切な強さと速さで押さないと、メーターが上がっていかず、他のチームとどんどん差が開いてしまいます。しかし、胸骨圧迫を長く続けるのは皆さん大変そう。実際の救命時には、1人で胸骨圧迫を続けるのではなく、数人交替で圧迫を続けることと、そのために応援を要請することが必要なのだと、実感していただけたと思います。

スクリーンに映る言葉イメージ

救命に対するご両親の願いが、来場者にしっかりと伝わっていた

そんなワイワイとした催しだけではありません。AEDによる救急救命の初動の大切さを訴えるビデオが流れた際は、命の大切さについて、皆さんじっくりと考えているように見受けられました。
このビデオは、「減らせ突然死プロジェクト」にも掲載されている「命の記録MOVIE」。2011年9月、さいたま市の小学校で6年生だった桐田明日香さんが倒れ、帰らぬ人となったときの記録です。その日、普段と変わらず登校した明日香さん。駅伝のメンバーを選ぶ選考会で、1000メートルを全力で走りきった直後に倒れてしまいました。先生たちは、保健室に運んだものの、呼吸があると判断して、救急車が到着するまでの11分間、胸骨圧迫などの措置は行われませんでした。また、学校にはAEDも設置されていましたが、使われることはありませんでした。
呼吸していたように見えたのは、実は「死戦期呼吸」という反応。「死戦期呼吸」を知らない人には呼吸しているように見える、心停止直後の現象だったと思われます。明日香さんのお母さんである寿子さんは、救急車を待つ間にAEDなどの救命措置が行われていれば、娘は助かったかもしれないと、今も思っているそうです。これがきっかけとなり、さいたま市では「体育活動時等における事故対応テキスト~ASUKAモデル~」が作成されました。

救命に必要な情報を知っておくことの大切さが、よくわかる事例です。オムロンのサイトでも「死戦期呼吸」の様子や救命方法が映像で見られるので、ぜひ確認しておいてくださいね。

シミュレーションイメージ

シミュレーションとはいえ、かなりリアルなやりとりが展開されていた

続いて、ステージでは全国救急救命士教育施設協議会による、「救急救命処置シミュレーション」が行われました。このステージの冒頭では、本当に救急車を呼ぶべきか判定するためのアプリ全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)」も紹介されていましたよ。簡単な質問に答えていくだけで、救急車を呼ぶべき緊急事態かどうかが、誰でもわかるというものです。こちらはWeb版もあるので、ぜひブックマークしておきたいですね。

さてステージ上では、「救急救命処置シミュレーション」で救急救命士養成課程の学生による救助の様子がリアルに再現されていました。内容がかなり真に迫っていたため、途中から来場された方のなかには、本当の救助場面に遭遇したと思った方もいらしたのではないでしょうか? 会場に用意された席も満席で、立ち見が出るほど。たくさんの方が足を止め、真剣に経緯を見守っていました。救命の現場で救急救命士の皆さんが、いかに短時間で正確に、たくさんのことをこなしているのかがよくわかるステージでした。

一日を通じて、ワイワイ楽しめるものから、救命のために大切なことを気づかされるものまで、盛りだくさんでとても有意義なイベントでした。

ここにも注目! ~ こんなこともありました ~家族にもやさしいのが、オムロンのAED!

オムロンブースも家族連れで盛況

オムロンブースに興味をもつ子どもイメージ
座り込んでじっくり話を聞き、質問する方のイメージ

興味をもったお子様もたくさん訪れた。座り込んでじっくりと話を聞き、質問する方も

上で紹介した明日香さんの話にもあったように、救えたはずの命を確実に救うため、救命の基本的な知識をもつことはとても大切。そのためにもAEDに興味をもってもらうことが重要だと、オムロン ヘルスケアは考えています。全国で行われる救急イベントにオムロンが出展するのは、このような想いがあるからです。

ここ「アクアアリーナ」は、お台場という場所柄もあり、オムロンのブースへもご家族が次々と訪れてくださいました。とくに小さなお子様は、AEDのことはわからなくても、興味をもって触ってくださいます。そして、親御さんのなかには、そのお子様のことを考えて、救命に興味をもっていただけた方も多かったようです。こと細かに、AEDや救急救命について質問される方もいらっしゃいました。

小さなお子様にもやさしい設計

オムロンのAEDを使いこなす女の子のイメージ
オムロンのAEDを使いこなす女の子のイメージ

こんなに小さいのに、オムロンのAEDを迷わず使いこなしていた女の子

オムロンブースを訪れた皆さんのなかには、インストラクターに使い方を聞いただけで、AEDを使いこなしてしまうお子様も! 聞くと、歯科医のお父様の影響で医療ドラマなどをよく見ているそうで、将来の夢はお医者さんとのこと。まさに英才教育、将来が楽しみです。もちろん、オムロンのAEDは小さなお子様にも扱えるくらいやさしい設計となっている、ということでもあるんですよ! みなさんもイベントでオムロンのAEDを見かけたら、ぜひさわってみてくださいね。

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