設置事例など

設置事例

地域とともに成長する企業の責務としてAEDを設置

さわやか株式会社様は、肉汁たっぷりの「げんこつハンバーグ」で地元静岡のみならず、遠方からのファンも多い「炭焼きレストランさわやか」を展開する企業です。同社は静岡県内の店舗に、オムロンのAEDを設置しています。今回は、店舗ごとに開催されているAEDを使った救命講習におじゃまして、AED設置の経緯や選定のポイントについて伺いました。

行列のできる人気レストランが提供する安心感に寄与

さわやか株式会社 について

炭焼きレストランさわやか 外観

さわやか株式会社は、「炭焼きレストランさわやか」を静岡県に34店舗展開している(2022年11月現在)。
看板メニューの「げんこつハンバーグ」「おにぎりハンバーグ」は、メディアで何度も取りあげられるほどの知名度があり、その人気から各店舗とも平日でも朝から行列ができる盛況ぶりとなっている。

救命講習にも表れたスタッフの積極姿勢

げんこつハンバーグ

テーブルでスタッフが最後の仕上げをし、一番おいしい状態に焼き上げてくれる人気の「げんこつハンバーグ」

今回お話を伺った、さわやか様は、連日行列ができる「炭焼きレストランさわやか」を運営している企業様です。同レストランは、テレビや雑誌などでもよく取りあげられる有名店。その看板メニューが、名前のとおり握りこぶし大もある大きなかたまりの「げんこつハンバーグ」です。注文すると、アツアツの鉄板に乗ったハンバーグがテーブルに届き、その場でスタッフが焼いて仕上げてくれます。ジューシーながら、肉々しい食感がたまらない逸品です。静岡県のみで展開しているため、関東から最も近場の「御殿場プレミアム・アウトレット店」では、開店前にその日の整理券がなくなってしまうということもザラだそうです。

2022年10月13日、今回はそんな「炭焼きレストランさわやか」の「掛川インター店」で、救命講習を見学させていただくとともに、設置に関するさまざまなお話を伺ってきました。
開店作業が続けられるなか、忙しい合間をぬって救命講習です。「炭焼きレストランさわやか」には、2022年2月にAEDが設置され、以後、半年に1回の講習が行われているとのことです。3年前に本社が移転した際にAEDを設置したのがきっかけで、経営陣の皆様がAEDの必要性を感じ、検討から1カ月で設置されたというスピード対応でした。

半年前にも講習会をされているので、進行はとてもスムーズ。皆さん、とくに迷うこともなく救命活動が進んでいきます。その際に目を惹いたのが、社員の皆さんの連携の良さ。和気あいあいと楽しい雰囲気があるのはもちろんですが、かなりの力を要する胸骨圧迫の際も、実施する方に疲れが見えれば交代を促し、あるいは自ら「交代してください」という言葉を自発的に発して、途切れることなく進められていました。ここまでスタッフの方の信頼し合う気持ちと助け合う意志が垣間見える講習会は私も初めての経験でした。さすが人気店で働く皆さんのチームワークだなと、感心させられました。また、この救命講習によって、スタッフが個々に自分のやるべきことを理解して次に何をすべきか考えるという行動に繋がり、業務での連携にも寄与しているとのこと。そういった面からもAEDの設置はプラスにはたらいているようです。

救命訓練の様子
救命訓練の様子

協力して助け合う姿勢が素晴らしかった救命訓練

飲食店こそ、AEDを設置すべき

さわやか株式会社 シンボルマーク

店舗管理課の深田係長によると、さわやか様がAED設置を決めたのは、地域へ貢献したい、という気持ちからだそうです。「炭焼きレストランさわやか」は静岡県内に限定して展開しており、その立地はさまざまですが、多くは住宅地に近い場所など、地域の方々に近い場所に展開されています。深田係長によれば、「食べることは生きていくうえで重要なことと考えており、とくに弊社では食べたときに元気が出ることを追求している。弊社のハンバーグはお客様の席で一番おいしい焼き具合にして提供しているため、衛生面や安全面は常に重視している」とのことです。そうした「安心・安全」を提供する意味からも、近隣で何かあったときに大切な命を助けられるAEDの設置は、企業理念ともマッチしたものだったのでしょう。

店内入口にもハンバーグの品質検査報告書が掲示されており、お客様に対し安全面への気遣いが見て取れます。
ただし、まだ飲食業界にはそれほどAED設置が進んでいるわけではありません。深田係長は、「命にかかわる、ということであれば、生きていくための重要なポジションにある飲食店にこそAEDを設置すべき」と述べられ、その思想に関係する同社のシンボルマークについてもご説明くださいました。

さわやか様のシンボルマークは、「爽」の字がもとになっています。シンボルマークで「人」になっている部分は、もともとは「×」で書かれるものですが、さわやか様では「地域の人が集まり食事をして元気になってもらい、そうした「人」が大勢集まった結果、一番大きくなる会社を目指そう」という意味でデザインされたそうです。つまり、「地域の皆様のおかげで成り立っているので、地域のためにAEDを設置している」というわけです。それは「自分たちのためというより、お客様のための設置ですよね」という深田係長のお言葉からもわかります。

ほぼ全店舗で同じ場所にAEDが設置されている

ほぼ全店舗で同じ場所にAEDが設置されているため、初めての店舗でも迷うことはない

この「お客様のため」は救命率向上だけでなく、店舗の価値向上にも繋がっています。
店舗にあるAEDは、地域貢献ということから、入り口近くの目立つところに設置されています。何かあればすぐに使えるようにとの配慮からです。結果として、ご来店のお客様が入店してすぐにAEDに気づくため、安心感を得る効果があるわけです。ほぼ全店レイアウトが同じであるため、どの店舗に初めて行っても設置場所がわかる、つまりどの店舗でも同じ安心感が得られるということもメリットだそうです。これは、同社の「どこで食べても同じ味の安心感」にも繋がるといいます。

店舗管理課 深田係長(左)と村瀬主任(右)

店舗管理課 深田係長(左)と村瀬主任(右)

このほか、さらに意外なメリットもありました。AEDについて、お客様やスタッフの間で話題になることもあり、コミュニケーションツールのひとつになったりもしているといいます。また、店舗以外でもAEDがどこにあるのかなど、気にするようになったそうです。
設置後、実際に起きたこととして、猛暑が叫ばれていた夏の時期に、ある店舗で行列に並んでいたお客様が倒れられたということがあったそうです。そのときはAEDを使うまでもなかったのですが、スタッフが講習を受けていたので対応できたそうです。AEDがあるということと、救命の訓練をしているという安心感により、スタッフの方もテキパキと対処できたとのこと。こうしたことは、ほかの業務にも良い影響を与えているようですね。当日も、講習内容について、講習終了後にわからなかったところを質問されているスタッフの方もいらっしゃいました。AEDの設置が、お客様にはもちろん、スタッフの方にも良い影響を与えていることがうかがえた取材でした。

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